パートやアルバイトが活き活きと働ける仕組み(人事制度や賃金体系)とは、どういうことでしょうか?
以下、わかりやすい例をあげて考えてみます。(以下はあくまで例示であり、各都道府県の最低賃金等は考慮しておりせん)
A社 パート・アルバイトは時給1,000円とする。
B社 パート・アルバイトは時給1,000円とし、昇給(時給のアップ)については、本人の能力や勤続年数などを総合的に判断し、都度決定する。
C社 パート・アルバイトは時給950円からスタートする。以降、下記の表に沿って昇給・昇格する。毎年1・4・7・10月の各1日に、評価(考課)を行い、結果を3日までに発表する。
さて、皆様が長く働きたいと思うのはA社~C社のどの会社ですか?
入社初期の時給が950円であっても、多くの方がC社を選択するはずです。それは、C社の制度であれば「目標を持って働ける」からなのです。
まずは(A社)を見てみます。最も多いパターンですが、これでは一時的に収入の為に働こうと思うだけで、長期的なやりがいやモチベーションは感じにくいでしょう。
次に(B社)は、インターネットなどからダウンロードした「ひな形就業規則」などに良くあるパターンです。昇給・昇格について触れてはいるものの、その規定が全く明確でありません。これでは、やる気も起きない上に、昇給した人への妬みなども起きやすく、職場の人間関係に混乱をきたすこともありえます。
基準が明確でない、職場長の胸算用での昇給・昇格は、百害あって一利無しと言っても、過言ではありません。
それに対して、(C社)はいかがでしょうか?たとえスタートの時給が950円でも、頑張れば昇給・昇格できる制度が「やる気」を起こさせます。こうした制度が明確であれば「未来への希望」や「目標」が描きやすいのです。昇給・昇格の評価の期日と基準が明確に数値化されてるおり、デジタル的に判断できるので、職場に混乱をきたすこともありません。
また、昇格に伴ってある程度の責任も伴い、指導的な立場となっていくことで「自己重要感」も高められます。この「自己重要感」を高めてあげることは、パート・アルバイト活用の大原則です。
これは、わかりやすく説明する為の、簡略化した例ですが、きちっとした仕組み(制度・賃金体系)があるのとないのでは、大きく違うということがご理解いただけたでしょうか?
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